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「おかしくない?遅れて入ってきて、私の隣に来るんだよ。そしてくしゃみ3連発だよ」
「あのくしゃみは傑作だったよね~。試験官もびっくりしてたよ」
「だから~私の隣でしなくてもいいでしょっていう話」
莉央は、同じ教室で受験している高校の友達2人..香と千佳..と 外に向かう廊下でしゃべっていた。
「あんたの言ってることがおかしいよ」
3人の中で最も冷静で大人びている香が言った。
「なんでよ~、くしゃみ3連発の後、鼻すすり続けるんだよ。ティッシュ1枚しか持ってないし」
「だから...もういいわ」
あきらめたらしい。
三人の中では、最もおしゃれで男子の眼を気にするタイプの千佳が、
「でも、ちょっとイケメンじゃなかった?あのくしゃみクン」
「え~ あんたどこ見てるのよ」
「水も滴るいい男..なんちゃって」
「ふん、ただの濡れネズミ男よ」
「それ、いい!」
「ほら、次のテスト始まるよ」
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