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「今のあたしは、体力も2倍くらいになってる。おそらくあんたはかなわないよ。だから、あたしにムラムラして襲ってきてもいいけどさ、その時は命も覚悟しとけ、ってことだな。とっさに反応したらあたしも全く手加減出来ないからさ」
「わ……分かった。僕も命は惜しいからね」
「いい子だ」あおいはニヤリとする。「よし、それじゃ、ちょっと付き合え」
「え、何に?」
「買物に行くんだよ。いきなりこんな体型になっちまったもんだから、インナーがきつくてさ。大きいサイズのを買いたいんだが、土地勘もないし女一人で夜道は危ないから、あんたも一緒に来な」
「いや、お前、2倍の体力で無敵モードなんだろ? ボディガードなんかいるか?」
「言っただろ? 危ないのはあたしじゃなくて、あたしを襲ってくるヤツの方なんだよ。でもあんたが一緒なら、ある程度は抑止力になるからな。無用の殺生が避けられる」
あ……そういうこと……てか、今、さらっとすごく怖いこと言ってないか……?
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