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まさかね。 そう思いながら、昨夜の公園に来た。 今日は素面だ。 昨日は酔ってふわふわしてたから、本当にあった出来事だったのか、自信がない。 「……いた……。」 ブランコに、ウサギくんが座っていた。でも今日は……。 ウサギくんは気配を感じたのか、つっと私の方に視線を向ける。 「やった。来てくれた。」 ウサギくんは笑顔を見せたけど、その笑顔は何だか弱々しかった。 「今日は、ウサギの耳、ないんだ?」 一番の疑問を口にする。 ウサギくんは、クスッと笑った。 「あれは、バイトの制服。 アリスのウサギの格好したウェイターです。」 説明しながらウサギくんは、隣のブランコをちょいちょいとつつき、私に座るよう勧めた。 アリスのウサギって昨日思ったのは、間違いじゃなかったんだなーと思いながら、私は素直にブランコに腰かけた。
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