4、ニュー・ワールド

22/42
前へ
/178ページ
次へ
 うさぎはコハクの片脚を持ち上げ、太腿の肉を食んだ。 「あ……っ、痛っ……か、ん、だ」  痛みとともにひどく感じる。  うさぎはコハクのもう片方の脚もかかえるようにして、ぎゅっと閉じている部分に触れた。ローションのぬめりを利用し、時々指の腹で圧迫するようにしながら撫でまわす。  ゆるむのを待たず、聞きわけの悪い子どもに強引に言うことをきかせるみたいに、まだきついそこに、ずくりと指をめりこませた。  コハクは思わず手で口をふさぐ。 「んぅ……ん、……ん、」 「よくしてあげるから、しっかり膝をたてて」  すぐに閉じようとしてしまう膝を、コハクは両手で持ってささえるように言われる。素直にそうすると、「いいこだ」と誉められた。  うさぎは二本の指を半回転させるようにして中を、えぐる。そしてまた回転させるようにして、ひきぬく。それを何度も繰り返す。時々腹側で指をまげる。徐々にやわらかくしてゆく。 「コハクは自分のここを見たことある?」 「え……、あ、あ、そんなの、っ、ん」  うさぎは、コハクが感じるさまをじっくり眺め、指を埋めている場所に顔を寄せた。 「見れないよね。かわりにぼくがちゃんと見てあげよう。どんな味がするかも」  コハクはうさぎの頭をおしのけようとするが、手に力が入らず、震える指で剛い髪の中に手をいれる。それがせいいっぱいだった。  うさぎの舌は、コハクのペニスと睾丸をおりてかきわけ、その下の繊細な縫い目をつたい、先ほどから散々指で蹂躙されているアナルをつつく。 「んあぁ、ん、……だ、だめっ、それだ……め、いっ……、ん、やあ、っ、やあぁ」  指にはコンドームをつけるのに、舌は直接……っ、と思い、コハクは動転した。 「かわいい声で鳴くね。とてもおいしいよ? 舌触りが良い。特別リッチで贅沢だ」  そこはローションで内部まで潤って、ぬるんでいる。うさぎは両手で肉を割るようにして、コハクのいたいけな孔を最大限開ききる。  空気にさらし、奥の内臓まで暴かれる。 「きれいな色」  うさぎは、恥ずかしがってすぐに閉じようと収縮する孔に、舌をねじこむ。  と、そこは悦び、キュッと食い締めてきた。侵入者が退いてしまうと、今度は物欲しそうにぱくぱくと口を開けたり閉じたりする。うさぎはそれを逐一報告した。  コハクは声にならない声をあげ続けた。 「っ、……、っ、……うさぎ、それ、……っあっ、あっ、あっ、やぁあ……っ、んふぅぅ、あぁあ……ぁん」  腰がはねる。 「やめないよ。恥ずかしいのが好きだって、わかってる。たくさん奉仕してあげる」  激しく舐めまわされて、音をたててしゃぶられる。ぐちゃぐちゃにされながら、コハクは自分で乳首をいじりはじめた。 「あ、く、くる、……い、っ、ちゃ、う、……っ、うさぎ、あ、あ、あ、あ、あ…………んぁ、……ッ……ん、ぅッ!!」
/178ページ

最初のコメントを投稿しよう!

142人が本棚に入れています
本棚に追加