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うさぎが背後を支配している。ぴったりと隙間なく肌と肌が密着している。
うさぎのペニスがコハクの内部にこれ以上ない、というくらいに、深々と、ねじこまれている。
コハクは感じすぎて、喉の奥が鳴った。
好きな男になら、こんなことをされても、快楽しか感じない。
心と体はコハクを簡単に裏切る。
うさぎのセックスは、灰谷に与えられた暴力的なものとは真逆で、アメとの狂おしい渇望とも違う。
能勢やその他複数のともだちとしてきた、こちらが優位にたった遊戯的でゲームのようなセックスとも。ジェニとの交わりと似ている部分もあるが、やはりどこか何かが違った。
情交は、今までの中で一番恥ずかしくて、切ない。タガがはずれたように度を越している。脳がグラグラする。
動きを封じこめられながら、壊れるかと思うほど腰を打ちつけられた。
「ッ、あ……んん、っ、あ、はぁ、……っ」
コハクのペニスはシーツに押しつぶされている。
「んぁぁ、あぁ……、……ふぅぅ、……あッあ……ッ! ァ……っ、ぁあ……ん!」
ガチガチになっていて、自分でこすりたいのに、それができない。
「うさぎ、きもちい、しんじゃう、またくる、ふ、ぅッ、ふ、あぁ、ぁっ……う、く、……きちゃ、うう、っ、きちゃ、う」
圧迫され、充血し、解放されたがっている。なのにもっと虐めて、苦しくしてといわんばかりに、小さな穴からは、はしたないよだれが垂れる。
「コハク、なかがすごいよ、ぎゅうぎゅうに締めつけてくる。こんな身体、信じられない」
「知らな……、ぁ……、あ、……んーぅ、んー……ぅぅ」
身動きがとれないまま、ごりごりとナカをこすられ、穿たれ、えぐりあげられ、うなじや耳を舐められると、快感はぱんぱんに膨れ上がる。どこかへ逃がすすべもなく、コハクは、ひきつったような声をあげる。
「……っ、ッ、……ぁ、あ、ぁ、……ふ、ぅ、う、……んん、っん、」
ぎゅう……っ、強く後ろが収縮し、その後、びく、びく、と、不随意に締まった。ナカイキした、とわかった。
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