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「どこ行くんだ!まだ話は終わってないぞ!」
やっぱりザコキャラみたいな台詞を吐きながら、俺は男の手を掴む。
「もう休憩時間終わるから。じゃあな」
手をヒラヒラ振りながらどんどん降りていってしまう。
追いかけたいけど流石に出ていったら父ちゃんたちにバレる...でも絶対俺に惚れさせてやる!
「はぁ!?もうっ、とにかく明日も来いよ!絶対負けないからな!!」
「はいはい、気が向いたらな」
男は呆気なく帰っていってしまった。
俺はむむむっと機嫌が悪くなって、また屋根に上る。
「くそ、なんだあいつ......イケメンなだけでもムカつくのに、俺に全く動揺しないなんて...」
悔しすぎる......もう、今はナンパよりあいつを落とすのが先!!
俺は色々策を考え始めた。
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