第二章 森の家 二

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 好きになる人は、いつも同じで、新一も晃が好きだった。だが、有希子も含め一族は、新一の恋愛も許せなかった。 「このベッドにあったのは、三人の体液及び精液で、日々3Pで楽しんでいた。晃の体内にも咥内にも、新一の精液があった」  ここは、三人の愛の巣でもあった。 「こういう、世間体に困る事の公表を抑え、機密にしてしまったので、事件は未解決に追い込まれていった」  晃と小百合、新一は、この家では夫婦であり、恋人であった。周囲に家も人もいないので、自由に恋愛を楽しむ事ができた。  そして、三人がいつも通りに部屋で楽しんでいる時に、幸多は殺された。
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