1574人が本棚に入れています
本棚に追加
/169ページ
一度息を整えて、遅くなっちゃったけれど
「ごめん、また遮っちゃったね、伝えたい事って何?」
「……うん。ちゃんと聞いてね」
高台くんは前置きして言った。
「はい」
今度はちゃんと聞くつもりだ。真剣な目に緊張はするけれど私も真剣な目を返した。
「俺、萌香の事が好き」
「私も、正義の事が好き」
…………え?
高台くんが、私を好き?咄嗟に私も告白返しをしてしまったけれど……
好き?
好き?って言った?その、嫌われてはないけれど、その好きって……どの好き何だろう。でも改まって言うって……
「一緒だ」
高台くんがそう言って、にこ。笑っ……た。
最初のコメントを投稿しよう!