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夕食を済ませて、お風呂に入って、歯を磨いて……じ、準備は完璧。明日は土曜日で会社は休みだから、夜更かししても問題無い。
「空」
「ん……」
敦史さんのベッドの上に座って、くちびるを重ね合う。敦史さんは、キスをいっぱいしてくれるから、好き……。
「は、ふ……」
「……」
自然に押し倒されて、僕はベッドの上に寝転ぶ体勢になった。その上に敦史さんが覆い被さって、キスがもっと深くなる。ちょっとだけ目を開けて敦史さんを見ると、彼も目を少しだけ開いて僕を見ていた。鋭い、雄の目。その視線にぞくぞくとした。
「こら、見るんじゃない」
「だって……」
僕は敦史さんの首に腕を回した。距離が近付く。そして、また、キス。だんだん息が苦しくなって、僕は顔を少し逸らしてそれを伝えた。
「空、可愛い」
「っ、は……」
「気持ち良かった?」
「ん……」
「当たってる」
がちがちに反応してしまっている僕だ。それが、敦史さんの太ももにズボン越しに当たっている。早く、脱ぎたい。僕が腰をずらすと、敦史さんはズボンと下着を脱がした。
「上も脱ごうか」
「は、はい……」
長い腕が伸びて、僕のトレーナーを奪う。あっという間に全裸だ。恥ずかしくて思わず足を閉じたけど、硬くなったそこはどうやっても隠れなかった。
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