4132人が本棚に入れています
本棚に追加
/125ページ
「気持ち良いのか? 本当に痛く無いんだな?」
「はい……なんか、凄い……」
「それじゃ、続けよう」
「あ……!」
意識を中に向けると、前後に動いているのがはっきりと分かった。良いところが擦れる度に僕はいやらしく声を出す。だって、我慢できない。こんな恥ずかしいこと、敦史さんとしているなんて……凄く興奮する。
駄目、出ちゃう。
「あ、あう……」
「いきそう?」
「敦史さ、ん」
「震えているから分かるよ」
どこが震えているかなんて恥ずかしくて訊けない。そもそもそんな余裕は無い。気が付けば僕の腰は勝手に揺れていて、自分から快楽を求めてグッズを締め付けていた。
「は、ふ……い、く……!」
シーツを掴んで乱しながら僕は達した。
荒い息を整えていると、敦史さんが僕の髪を撫でる。
「気持ち良かったようで、安心した」
「っ、は……」
「グッズを抜くから、息を吐いて……」
僕は深呼吸をした。同時に、後ろからグッズが音を立てながら抜かれる。それでも、空っぽになった中がきゅっと疼く。もっと、欲しいと求めている。そう……敦史さんを。
敦史さん、僕の中に、入って。
奥、もっとして……。
「敦史さん……続き……して……」
僕は敦史さんの手を握って、まだ整わない呼吸でねだった。
最初のコメントを投稿しよう!