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こんな高校に来たこと自体が間違いだった。
いじめはすべてのクラスメイトから受けている。
本当にいろいろないじめの方法だった。
僕はその腐ったやり口がむかついていた。
だからいつもいつもいじめられようと、前を向いて歩くんだ。
そんな時だった靴箱に手紙が入っていた。
思わずその手紙を抜き取ると。
なんとラブレターであることに気づく。僕の容姿はあまり褒められたものではない、
髪の毛は目を隠すようになっているし、
衣服だってだぶだぶだったりする。
高校の授業は終わったのだが、このラブレターがある場所まで行こうとする。
そしてそこは体育館だった。
数えたら自分も含めると24名のクラスメイトたちが整列していた。
僕もその整列に加わることにした。
虐めにはいろいろな種類があると思う、物をなげてあてたり、言葉で罵ったり、強迫してきたり、暴力に訴えるものもいたり。
そしてこんないじめは人生でやりたくないと思った。
23名のクラスメイトが僕のほうをみる。
すべてに名前があり、彼らは一生懸命いきている。
それでも彼らは無我夢中でこちらを皆がらにやにやしている。
体育館のスクリーン上に現れた映像。
そこれは僕の恥ずかしい映像だった。
間違ったことをしてしまったり、
悲しいことで泣き続けていたり、
そういうものがスクリーンに映し出された。
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