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アウラスは頷いた
「うむ。 よろしく頼むよ。」
蹴り飛ばした剣をロザリアに返し、アウラスは城内へ入っていった。
「いやーしかし、やっぱりすごいな騎士長って・・・あんなに強いのか・・・。」
ナイルは手が震えていた。
「それはそうよ。あの方はエルフ族の兵士長マイラルと互角なんだから」
「そうなのか!? あのエルフ族最強って言われているマイラルと互角なのか・・・」
「私が尊敬している人でもあるんだからね。」
ナイルはそれを聞いて笑っていた。
「はっはっは! お前みたいな頑固な女騎士に尊敬されたところで騎士長が可哀想なだけだろ。」
ナイルの発言に腹を立てたのかロザリアは着けている鎧でナイルにタックルした。
そのタックルでナイルはほんの少しだが飛ばされた。
「痛え! 何すんだよ。」
「あらごめんなさい、障害物かと思ったわ。」
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