城に迫る影

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「て、てめぇ・・・!」 怒ったナイルは装備している槍をロザリアに向けた。 その時だった。 「ぐああああああああああああああ!!!!」 城の中にて男の悲鳴が聞こえた。 ロザリアとナイルはお互い目を合わせ、二人で城内へと向かった。 城の扉を開けるとそこには先ほどいたアウラスと数人の兵士がいた。アウラスたちが向いている方には一人の男が倒れていた。 「一体何があったのですか?」 「ロザリアか、見ての通りこの兵士は死んでいる。」 倒れている兵士の体を見ると鎧は粉々に砕け、斬られたような傷がある。それも大きな剣で。傷は闇の魔力に染まっていた。 アウラスは斬られてできた傷を見て考えていた。
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