城に迫る影

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「確かに、それなら納得できますね。バルメン国はまず手引きできそうな者を金で釣り、兵力を把握して一気に攻めていくことで有名ですからね。」 「さすがはロザリアだな。その通りだ。しかもバルメン国には[暗殺者]という部隊が存在するらしい。」 周りの兵士はざわついてた。 「より警戒する必要がありそうですね。城内に兵を集中させたほうがいいです。」 「うむ。そうした方がいいな。私はこのことを陛下に伝える。ロザリアとナイルは城の扉前を警備せよ。」 「はっ!」 二人は他の兵士たちに周辺の警備を強化するよう伝え、扉前を警備することになった。 アウラスは国王のいる執務室に向かっている途中、闇に染まった傷が気になっていた。 (あれは闇の軍勢の者か・・・?だとするとバルメン国は・・・。)
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