第2魔:お勉強しますよ?

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第2魔:お勉強しますよ?

「魔王様ーお時間ですよー」 「今日のお勉強は歴代魔王様についてですからねー」 「魔王様ー?」 ……居ない。逃げたか?とりあえず水晶球(モニター)を確認してみる。 見当たらないな。まさか既に全眼晶(カメラ)の位置を把握してるのか!? 侮れない、さすが魔王様と言ったところか? もっと違う面で感心させて欲しいものだが。 とりあえずバカと部下達を呼ぶ。 『あー、テステス、私だ。魔王親衛隊は至急第3会議室まで集合。ミノタウロスお前は2分以内に来なかった場合、社会的ではなく物理的に首が跳ぶと思え。以上』 …… 凄い勢いの足音、いや蹄の音が聞こえてきた。1分35秒、やれば出来るじゃないか。 「ミ、ミノタウロス到着しました!」 「うむ、ごくろう」 「てか、酷くないスか?物理的に首跳ねるて死んじゃいますけどぉ!?」 「うむ、そうだな」 「肯定だとぉぉ!?てか、魔王様の考えに反するんじゃないスかソレ?」 「大丈夫だ。これはただの躾だからな」 「……えぇぇぇぇ」 「さて、全員集まったようだな。」 バカがうなだれている。普段からちゃんと働いてないからこんな目に会うのだ、反省しろ。 「お前達を呼んだのは他でもない。魔王様が勉強をサボって今回も御逃げになられた。ちなみに水晶球でも現在地は確認されていない」 「つまり、人海戦術で探せってことスね?」 「うむ、おそらく城内からは出ていないだろう。各自散って探してくるのだ!」 めんどくさそうな顔すんなバカ。 しかし今日はやけに体が重いな。やっぱこのバカのせいか? 「それでは解散!」 とりあえず私は寝室をチェックしに行くか。
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