この日。

8/12
前へ
/77ページ
次へ
大きな期待はするだけ損だと思い、私は適当に答えた。 私『そーなんですね、いろいろありますよね!』 これからずっとその話題については触れない。 私たちはどんどんワインを飲み、カラオケが終了の時間になった。 白戸『どーする?この後。』 南駅のロータリーで、白戸さんが止まる。 私『白戸さん明日も仕事ですよね?』 白戸『午後からね!え、てか、何?また帰るつもり?もう付き合ってくれないんすかー?』 私は休みだったけれど、結構お酒も飲んだこともあり、自宅に帰って寝たかった。 私『え、白戸さんまたネカフェとかじゃないんですか?一緒に?』 白戸『こないだ漫喫全然眠れなかったんすよー、ちゃんと寝れる所行きたい。』 この流れ、何? 私『寝れる所って、、、?』 白戸『一緒に行こ。』 手を握られた。 予想をしていなかった事で、頭がまだ着いていかない。 私『あ、え、、』 白戸『JR乗ってる時、電車から見たことあるよ、あっちの方でしょ!』
/77ページ

最初のコメントを投稿しよう!

27人が本棚に入れています
本棚に追加