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鳥のさえずりが聞こえる。
いや、機械音?
そんな白戸さんのスマホのアラームで、目が覚めた。
私『ねぇ、、目覚まし鳴ってる、、』
白戸『ん、、、ありがと。』
白戸さんはアラームを消すと、伸びをしてすぐに起き上がった。
白戸『おはよ。』
私『おはよ。』
起き上がろうとすると、肩を落とされて、寝かされた。
白戸『まだ寝てればいいじゃん、昼まで居られるんでしょ?』
突き放された気がして、また意地悪したくなる。
私『でも、私この後婚活行くし、帰らないと🎵』
口から出たのは謎の一言。
思い出すとくだらなくて笑える。
白戸『え、、、何婚活って!?』
少し、眉間にシワが寄っているのが分かった。
私『婚活は婚活だしー』
すると唇をふさがれる。
からの、首筋に吸いつかれた。
これは、まさか、、、、
白戸『婚活、行けなくなっちゃったね🎵』
意地悪な発言をしたら、意地悪な行動で仕返しをされた。
でも、それが嬉しくて、2人で笑った。
それから白戸さんは顔を洗って歯を磨いて、私もベッドを出た。
部屋のドアまで見送ると、
白戸『いってきます。』
私『行っちゃうの?』
白戸『行かなきゃダースベイダーにボコられるわ!』
ダースベイダーとは、うちの会社の鬼部長。
そういえば、今日は店舗巡回に来る日だ。
私『うん。行ってらっしゃい。』
キスをして、白戸さんは部屋を出た。
一人になった部屋で、ソファーに座り、タバコを吸う。
カバンから鏡を出し、首筋を見る。
紫色になったキスマークを見ながら、これは夢では無かったと理解した。
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