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それから花奈が僕のマンションに転がり込んできたのは、しばらくしてからのことだった。
ひたすら非を詫びる彼女をやっと抱きしめることができた。もう二度と彼女のことを離したくはなかった。
彼女の唇を貪り、体を引き寄せる。彼女は甘く切ない流れに身を任せていた。彼女のウエストから胸へと手を這わせていく。まろやかな膨らみを両手に包み込んだ。
長年我慢していたのだから、きっと僕は優しくなかったに違いない。荒々しく彼女を求め、激しい独占欲を露わにした。情熱と肉体と欲望の絡み合いに僕は夢中になった。肉体を解放して、自制心を捨て去った。そうすることで、更なる恵みを得ようとした。彼女もそうされることを喜び、弱点をさらけ出して、無防備な姿を見せている。献身的なこれ以上ないほどの優しさで僕を受け入れたのだ。
朝目を覚ました時、僕は改めてプロポーズをした。彼女は頬を赤く染めて、僕の言葉に頷いた。
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