円利家後悔王子

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王子はビクビクしながら自分のデスクに戻った。デスクには「月面不動産」と書かれた大きな封筒が置かれていた。 「ちょっといいかな?」。 課長に呼び止められ、ミーティング室に連れて行かれ、月の土地購入について話す羽目になった。 王子の転勤が決まったのは、半月後だった。職場では「王子は月に買った土地に家を建てて住んでいる」と、まことしやかに囁かれた。
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