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「はぁ?俺じゃないだろ?」
と、一平に言われて、目が点。
「は?」
「は?じゃねぇよ。中二位から急に付き合い悪くなって、祭りか正月の参拝位しか会えないし、高校は急にランク上げて1番近いとこ入るし、あそこ進学校だろ?俺には無理だったからな。」
「そう…だった?」
「そうだよ!サッカー応援来ても、良いとこ見せれないし、バイトして男と仲良くしてたし?」
「ん?バイトって……話さないと出来ないしね?」
(なんだ?何を言ってるんだ?天上人が!いや……チャンスだ!)
「ねぇ、お願いがある。これこの位置で飲んでくれない?」
手に持っていたグラスを差し出した。
「なんだこの黒いの…コーヒー?」
「みたいなものだね……。この位置でグイッと、男らしく!」
「は?意味不明だぞ?死なないよな?」
「死なない!保証する!どうしても一平に飲んで欲しいんだよね。」
私の意味不明のお願いに不思議な顔をしながらも、幼馴染であるが故に、一平はそれを言われるまま飲み干した。
(ふっふっふ……にやり。)
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