終わった!

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「げっ!ぺっ、ペっ!おい!何だよこの味!にがっ…。」 「ああ、そのまま上を向くんだ!」 強制的に頬を両手で包んで、満月に目を向けさせた。 「はぁ?」 「どう?」 「………………。」 やった? 成功? 長年の野望が実った? 「なぁ……?」 「ん?」 ドキドキの瞬間。 「ヤバイぞこれ!!来い!」 手を握られて走られた。 (成功だぁぁぁぁぁぁぁぁ!!) 一平は1番近い、萌の家に入り、トイレに直行した。 萌はトイレの前で項垂れた。 「失敗…………?」 トイレが流れる音がして、一平が出てきた。 「流れた……私の野望が………。」 「どういう事か説明してもらおうか?」 一平に睨まれた。
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