恋愛ゲームをしているとゲームの中のキャラクターが声をかけてきた

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1.なんで? 驚く私 私の名前は藍原美咲【アイハラミサキ】。 年齢は19歳でフリーターです。 親と一緒に暮らしています。 今日はお仕事がお休みなので一日ゲームをしようかと考えています。 私は早速、ゲーム機を起動してディスクを入れるとゲームが始められる。 今日やるのは恋愛ゲームなのですが乙女ゲームではありません。 ゲーム画面でスタートを押すとゲーム開始。 ある程度進めると私はこの女性キャラクターが馬鹿なと思う。 「この選択肢を選んでそれはないでしょ」 すると何処からか声がする。 「貴方がその選択肢を選んだんでしょ、責任取りなさいよ」 「えっ? 誰?」 私は周りを見回すが誰も居ない。 また私は間違った選択肢を選んでしまった。 「あははっ、この女性キャラクター馬鹿じゃないの」 私が選んだ選択肢によって女性キャラクターは好感度を下げてしまう。 「貴方が選んだ選択肢でしょ、いい加減にして」 「えっ? 誰? 何処にいるの?」 「貴方の目の前にいるじゃない」 「目の前って……ゲーム画面じゃない」 「そうよ、私はゲームの中のキャラクター」 「えぇっ、嘘、ゲームの中のキャラクターが喋っている」 「それにしても貴方ね、恋愛ゲームやる素質ないんじゃないの」 「貴方には言われたくありません、どうしようが私の勝手でしょ」 「そういわけにはいかないの、私が他の人対しての好感度下がってるじゃない」 「本当にうるさいのね、ゲームの中のキャラクターのくせに」 「………………」 ゲームの中のキャラクターは黙ってしまった。 まずいね、私はひどい事をいっちゃったかな。 するとゲームの中のキャラクターが声をかけてくる。 「貴方ね、よくそんな事を言えるね、今からそっちの世界に行くから待ってなさい」 「そっちの世界って……こっちに来れるの!?」 もし、こっちに来れたらびっくりしちゃう。 するとゲーム画面が光輝きだして辺りが光に包み込まれる。 だんだんと辺りが見えるようになると特に何も変わっている様子はなかった。 「さてとゲームの続きをしようかな、あれ? さっきの女性キャラクターがゲームの中に居ない。 何処に行ったんだろう」 しばらく私は考える事にした。 すると後ろから声をかけられる。 「こんにちわ」 私は後ろを振り向くと女性の人が立っていた。 「えっ? 誰? 何処から入ってきたの?」 「普通にドアからよ」 「そ、そうなんだって、信じるわけないでしょ、貴女はゲームの中のキャラクターの人ね」 「わかってるのなら早く気づいてよ」 「本当にこっちに来るなんて信じられない」 「別にいいじゃない、ここが人間の世界なのね」 「貴方も今、人間じゃない」 「それもそうね」 ゲームの中のキャラクターの人がこちらの世界に来てしまった。 これは良いのか悪いのかはわかりません。 それにしてもこの人は可愛いし、まるで美少女。 「貴方のお名前は何?」 「私は美咲よ」 「良い名前じゃない」 「私の事は知っているよね」 「はい、藍さんですよね」 「藍でいいよ」 「わかりました」 「それじゃあ、私と恋愛しましょうか」 「どうして恋愛しなきゃいけないの?」 「美咲は恋愛下手」 「はっきりと言わなくてもいいじゃない」 藍は私に対してはっきりと言ってくる。 それによって私は精神的ダメージがつらい。 まぁ、ストレートに言われるのは嬉しいけど、結構つらい。 「そもそも藍って何歳なの」 「ゲームしているのに知らないのね、18歳よ」 「18歳なんだ、私は19歳」 「美咲のくせにして私より1つ年上なのね」 「そんな事言わなくても」 「美咲、デートに行きましょう」 「今から?」 「そうよ、今から」 「わかったよ」 そういえば、藍の格好ってまるで制服なのよね。 気にする必要ないか。 私はパジャマから私服に着替える事にした。 「いつでも出かけられるよ」 「じゃあ、行きましょう」 私と藍は家から出るとこれからどうするのだろう。 「藍、行先は?」 「美咲が決めて」 「えっ? 私デートした事ない」 「それじゃだめね、しっかりとしなさい」 「わ、わかったよ、適当に行先決めて行きましょう」 私と藍はなぜかデートをする事になった。 藍って子はゲームの中のキャラクターです。 そんな子がなぜかこちらの世界に居ます。 信じられないお話ですが……これは現実です。 私は驚いているばかりです。 藍と何処に行こうかな。 適当って言っても女性同士で行けるとこがいいよね。 しょうがないので駅方面に行く事にする。
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