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神あった
はじめに、神あった。
はじめとは、同時にいつか来る終りを告げるものであり、その二つを一つにするものでもある。
神は、それを照らす光であり、それを見る目である。
神とは、その鳴らす音であり、それを聞く耳である。
神とは世界、世界とは、これ木に彫られた人の形とするなら、神とはそれを彫った鑿でもある。
そして。
人
これもあった。
人は神の形をとったものであり、また神の被造物。
なぜなら、人は自然の被造物であり、また自然に鑿入れるものであるからだ。
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