神あった

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神あった

はじめに、神あった。 はじめとは、同時にいつか来る終りを告げるものであり、その二つを一つにするものでもある。 神は、それを照らす光であり、それを見る目である。 神とは、その鳴らす音であり、それを聞く耳である。 神とは世界、世界とは、これ木に彫られた人の形とするなら、神とはそれを彫った(のみ)でもある。 そして。 人 これもあった。 人は神の形をとったものであり、また神の被造物。 なぜなら、人は自然の被造物であり、また自然に鑿入れるものであるからだ。
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