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「七三鴛鴦カフェインマシマシ」
マスターらしき女性が元気よく「いらっしゃいませぇ!」と云ったところと見事に被った。一瞬気まずい空気が流れる。しかし、ここは冷静に。もう一度、「七三鴛鴦カフェインマシマシ」と淡々と告げる。
「少々お待ちくださーい」
そう、声がしたかと思った数分後、
「ご注文の品でございまーす!」
「は、はあ・・・」
返答に困った。
や、だって、注文したの普通に出ちゃったよ。
(合言葉じゃないの、これ。大丈夫か?)
そう思いながら、一口付け、毒物が入っていないことを確認する。
出された物を飲み干す。すると、
「では、ご案内します。奥へどうぞ」
どうやら、飲み干したら基地へ進めるようだ。カフェインは覚醒作用があるからな。夜に活動する者にとって、睡魔は敵。ちょうどいいのかもしれない。
女性に続き、俺は歩き出した。
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