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『珊瑚を見たいのです』って言う 四郎を連れて アコが案内してくれるとこまで ボートで行ってみたんだけど『ここ?!』って ビビるくらい 深そうだった。 釣りしてたのは、リラが繋がれてたとこくらい。 それでももう そこの時点で、頑張れば 海底まで潜れるか?... って くらいの深さだったし。 『ミカエルが居れば、海 割ってもらえるのに』 『でも まだ、ボティスと釣りしてるしな... 』 『後で割ってもらえば いいじゃないか。 シロウ、見に行こう』 『四郎、呼吸は... ?』って ジェイドが聞くと 『普通に 泳ぐ、潜るということも致しますが アコのように 海底を歩くことも出来ます。 海中でも、息苦しいということは御座いませんでした』だし。べんりー。 四郎は アコと、海底に潜って行っちまった。 狐で付いて来た榊も『むう... 』って ムリそうだったから、シェムハザが 取り寄せた透過スクリーンを 海面に置いて、海底の様子を見ることにする。 『おおぉ... 』 ボートの端から、海面に浮いた透過スクリーンを覗く榊が、感嘆の息をついた。 『そんな すげーの?』 『シェムハザ、こっちにも術掛けして 浮かべてくれよ』 シェムハザが、二枚の透過スクリーンを浮かべてくれたから、オレらは ボートを降りて 立ち泳ぎして見てみることにした。
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