日常編

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保育園にもっていくのは、パンツ3枚に上下のお洋服4枚ずつ。それからおてふきタオルに連絡帳。この連絡帳が大変で、朝のご飯の内容を書いていたら何回か家に忘れてしまったこともある。とにかく早めにリュックにいれてしまわないといけないのだ。 子どものリュックにはおてふきタオルと連絡帳が入れてある。自分でおてふきタオルと連絡帳をカゴに入れてくれるのだ。最も、機嫌が良いときに限るが。 紺色と白のチェック柄のリュックを背負った友斗はとってもかわいくって、たくましくも見える。手をつないで登園できるときもあれば、家から保育園までずっと抱っこしてやらないといけないこともある。保育園の鍵を開ける。最近は防犯のためにどこもカードキーを使用していると聞く。 誰もいない教室で友斗の着替えを引き出しに入れ、友斗がおてふきタオルと連絡帳を所定の場所に置いたのを確認したら、リュックをかけに行く。友斗が自分のマークのフックにリュックを掛けたら、準備はバッチリ。母も保育園用のトートバッグをフックにかける。 ダンゴムシを探して、見つけて、立ち止まってを繰り返しながら、早朝保育の部屋に向かう。今日の先生は、友斗のお気に入りのタキ先生だ。ママにさっさとバイバイをして、ターっとかけて、タキ先生に抱っこされる友斗。 「わあ!友斗くんだあ!ママときたのー?」 友斗は早速遊ぼうと、タキ先生の手を引いた。 私は挨拶もそこそこに、教室を出た。 朝7時半。真っ直ぐ、駅に向かう。今日は早めに職場に着ける。余裕があると嬉しくなる。
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