従兄弟編

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子どもを連れて飛行機に乗るのは大変だった。主人はたまにふらっと子どもと二人で飛行機に乗るが、私には無理だ。 まだ1才のうちの子は、まだまだ抱っこが好きな年齢で、空港のなかはずっと抱っこしていなきゃいけない。機嫌をとるために歩いて良い時間はとにかく歩き、いつどのオモチャやおやつを出すのか考えることで神経はすり減り、本当にずっと、緊張状態が続くのだ。 子どもはお腹がいっぱいで服装がちょうどよく、そばに親がいなければ泣かない、などと思うだろうか。とんでもない! 子どもはわがままだ。つまり、好きなときに欲しいものが手に入らないとか、好きなときに歩けないとか、おんぶしてもらえないとか、そんなことで泣くのだ!長時間子どもを泣かせないなんて、無理なのだ! 抱っこ紐に子どもを乗せて空港を歩く。ベビーカーをみつけたので、子どもをベビーカーに乗せる。楽だ。長時間の抱っこ紐は重心が前にいく。妊婦のときは腹に子どもを宿して歩き、生まれたら抱っこひもに子どもを乗せて歩く。お腹のところに小さな子どもを乗せるカンガルー状態はいつまで続くのだろう。 出発20分前には搭乗口の方に行く。アシスタントさんに見えるところに行く。そして、優先搭乗をする。子連れだと何がおこるかわからないので、空いてるときに行けるならその方がよいのだ。
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