従兄弟編

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なんとかを飛行機を乗り切った。父が空港まで迎えにきてくれた。 実家についたけれど、私の頭の中は真希の子どものことでいっぱいだ。 「それで子どもは?」 「ああ…うん…」 なるほど。主人の前では話しにくいらしい。 主人は父に東京の話をして、父は主人に北海道の話をする。最近の話題は、北海道日本ハムファイターズの移転話らしい。札幌ドームから本拠地を移すということからして嘘っぽいけれど。北広島市に移転するという話がでて札幌市がビビって譲歩案を出したというのはなかなか本当らしいと思った。なにせ、北海道日本ハムファイターズは北海道では熱狂的なファンがたくさんいて、グッズ販売などの収益も多いだろうから。 主人が部屋に行ったので、私は聞きたかった話を聞く。 「真紀の子どもは生きてるの?」 「ああ、うん。大丈夫よ。」 「呼吸は?」 「自発呼吸ができていて、相管も明日とれるんだって。真希も明日母乳をあげれるって言ってて、母乳の出るマッサージだけ続けてるわ」 「よかったー」 「出産祝いどうしよう。明後日あたり、真希の病室に行ってもいいかな?」 「ああ、真希に聞いてみたら?」 「うん。」
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