日常編

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日常編

朝4時に起きて、私は弁当をつくる。ミートボールに、卵の焼いたのにケチャップをかけて、グレープフルーツに、冷凍食品の白魚のフライだ。これのいいところは、子どもの朝ご飯も一緒にできるところだ。 ミートボールとオムレツに、ご飯にふりかけをかけたのを鉄道博物館で買ったブラックシンカリオン弁当の箱に入れてやる。シンカリオンというアニメは非常に良く出来ていた。ブラックシンカリオンはその、オリジナルシンカンセンだ。何が良いって、他の新幹線弁当箱よりも作りがしっかりしていて、何度使っても大丈夫なのだ。 一番左の小さなスペースにグレープフルーツかゼリー、どちらを詰めようか悩んだ。結局、いつも通りにゼリーをいれて、グレープフルーツは別の皿に盛ることにした。なにせ、うちの子はグレープフルーツが大好きだから、弁当箱に入るような量じゃあ不満だろう。 僕が起きて弁当をつくり出すのが朝4時で、パパが起きてくるのが朝5時。パパは5時半には家を出る。 子どもは6時には起きてきてパパを捜す。そして泣く。 子どもにご飯を食べさせ、折り紙のおにぎりをつくってやってそれを画用紙にのりでぺたぺた貼らせてやるなど遊ばせてから、保育園に送る。 子どもと遊ぶのはしんどい。いまでも、せいぜい2時間くらいが限度である。外に遊びにいくとこの限りではないのだが。家にいても、洗濯物などを一緒に干していたら楽しいのだが、ただ子どもと遊ぶというのはどうにも苦痛である。 折り紙で紙風船をつくってやったり、使わなくなった絵本とセロハンテープでヒヨコのシールをつくってやったり。色々こちらも努力してはいるのだが。
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