餡子ちゃん僕は……

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餡子ちゃん僕は……

 小学五年生、僕はどこにでもいるごく普通の少年だった。  もちろん恋だってするし、その恋の相手が幼馴染の餡子ちゃんだってこともわかっている。だけど彼女のそばには超絶美人な女の子がいて、なぜか僕はそちらに気をひかれてしまう。  それでも僕は餡子ちゃんがすべてだった。  幼稚園のころに告白して、幼稚園のころの告白って単なる友達として好きだとかと思われたみたいだけど、  今の僕の気持ちは餡子ちゃん一筋なんだ。  学校から帰ると、サッカーボールをもって、     幼馴染の男の子の家に行く、  すると大抵そこには餡子ちゃんと超絶美人がいるわけで、  僕が超絶美人のほうを見ると、  餡子ちゃんは超絶美人の子の欠点を必至で言ってきたり、  僕はなんで餡子ちゃんは必至で超絶美人の子の欠点をいうのだろうか?  僕はよくわからなかった。  げらげら笑って、  小学校から帰ってきたら、いつも餡子ちゃんと遊んで、  そしていつもいつも遊んで遊んで、サッカー選手になることが夢だった。  僕は突如変な病になりつつあることを、小学校の授業中の居眠りで気づき始める。  授業中に先生が僕の頭にチョークをたたきつける。  まるで漫画かよと突っ込みたくなるけど。
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