第2話

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「計画は練ったのか…?」 「いえ……具体的には……まだ。」 「手に入れたい道具は?」 「拳銃とかライフルは素人には扱いが無理ですよね? 薬とか爆薬とかは?」 「足をコンクリート詰めにして海に投げるとかな……。」 「それも良いですね……。」 男は俺が同意したので気を良くしたみたいだ。 「実行はいつ頃が……?」 「直ぐにでも……。 俺の辱しめられた彼女が この町を去らないうちに…」 「じゃあ二日後にするか? 明日は準備だ…。 今日は泊まっていけ!  仲間は一緒にいるほうが良い。  殺ったら、しばらく解散だ……。」 「あの……費用とか…報酬とかは?」 「ああ……大事な事を忘れてたな。」 「準備と協力、手引きで50万でどうでしょうか?」 「う~ん、もう少し色を付けてくれよ、やる気削がれるなあ……。」 「じゃあ70万で半殺しっていうのは……?」 「う~ん……半殺しならそれで良いだろう。  心的ストレスも半分だし。」 俺は『安心探偵社』に《半殺し》の手引きを依頼した。
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