ドラえもん最終回③

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「そうです。売ってください。」 「本当ですか?とてもあなたのような方が買える代物ではありませんよ。」 館長は明かにドラえもんの事をバカにしていた。 「お金ならあります。見て下さい。」 そう言うと、ドラえもんはマネーカードのバランスボタンを押し、残高を館長に見せつけた。 「おおおおおお」 「す、すいませんでした。どこぞの大富豪様にお仕えしているロボットだとは 。。。」 「今すぐそのダイヤをお見せいたしましょう。」 全く、現金なものだ。商人あがりの人はいつもこうである。 館長は奥の金庫から大きな箱を大事そうにかかえ、再びドラえもんの前に現れた。 ゆっくりとその箱を館長が開ける。。。 「どお~ですか。この輝き。すばらしいでしぉ。私のコレクションの中では最高です。」 ばかでかいダイヤだ。その大きさはドラえもんのこぶし位ある。 「このお金全部払うから、そのダイヤをください。」 「ぜ・全額いただけるのですか?」 「そうだ。早くして。」 「はいわかりました。」
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