ドラえもん最終回③

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病院内に緊迫した空気が一気に張りつめた。 手術室は1階のB棟だ。 みんなも、意識のないのび太をのせたベットの後を追った。 「全力をつくします。」 ドアが閉められると、 手術中のランプが点灯した。 3時間位たっただろうか。。。 ママとパパは親戚に連絡をとり、近い所に住む親戚は、もうすでに駆けつけていた。 「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ。」 みんなが驚いた。ジァイアンが突如大声を張り上げたのだ。 近くの看護婦が大声の元を探して、こっちへ来た。 「ここは病院ですよ。他の患者さんも居るんですから、大声ださないでください。」 「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ。」 「静かにしてください。」 「のび太ががんばってるっていうのに、何もしてやらないのが友達って言えるかっっっっ!!!!」 「のび太は俺様の友達だっ!!! いじめる事もあるが大事な大事な友達なんだっ!!!」 「フレ~!フレ~!の・び・太~!フレッフレッのび太!フレッフレッのび太~!」 看護婦はジァイアンの迫力に驚いた。 そしてみんなもジャイアンの後に続いた。 「がんばれ~のび太~!」 「のび太さん~。絶対に負けないで~!」 「がんばれがんばれ のっびっ太!」 「のび太く~ん。ファイト~」 「野比~負けるんじぁないぞ~!」 みんなの声援は館内中に響きわたった。 看護婦はみんなののび太を思う気持ちに心を打たれたのか、それ以来無理 にやめさせようとはしなかった。
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