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手術中のランプが消えた。8時間におよぶ、大手術だった。
「やった~終わったぞ。のび太は助かったんだぁ。」
「やったやった~。」
クラスのみんなは、抱き合って喜んだ。
ドアから手術を終えた先生が出てきた。その白衣は赤く染まっている。
「先生っありがとなっ。」
ジァイアンは泣きながら言ったが、先生は笑顔を見せなかった。
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「のび太くんが直る見込みはありません。思ったより、病状がひど く。。。命をとりとめはしましたが、それが精一杯でした。。。」
「え?・・・・・・・・・・・」
「どういう事ですか?・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・」
「命はとりとめましたが、のび太くんはこのまま意識が戻る事はありません ・・・・・・植物人間です。。。。」
「そんなっ!うそだっ!」
「嘘ですよね先生!」
「我々、この病院の名医と呼ばれる医師全員で、全力を尽くしました。」
「もうしわけございません・・・・」
バタッ
「おまえっ!」
のび太のママは気を失って、倒れてしまった。
「そんな・・・そんな・・・・のび太が・・・・のび太・・が・・・ の・・・び・・・・ 嘘だぁぁぁぁぁ!!。」
「昨日まで元気だったのび太さんが・・・嘘よ。そんなはずないっ」
ダダダダダダッ
みんな手術室に駆け込もうとした。
「いけませんっ!のび太くんは手術は終わりましたが今は危険な状態です。 あ、ちょっと!入ってはダメです。」
「うるせ~!!!!!!」
忙しい1月が終わろうとしていた。
3日間降り続いた雪もやみ、今日はお日様が燦々と輝いている。
いつものように平和な1日が始まろうとしている。
ただ1つ、のび太の病室を除いて・・・・・。
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