プロローグ

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プロローグ

 この店は入り組んだ道を歩き、疲れてきた頃に辿り着く。まさに巡り合わせの店だ。  古びてはいるもののアンティークさを醸し出す店。緑色の扉を開けば 「おもひで品物屋へようこそ」 白髪の優しそうな店主が迎え入れてくれる。店を見渡しても商品なんか無い。店主が客にあった物を持ってくる。ただ、それだけ。  でも、店から出る人皆、涙を流すか清々しい顔をしている。 どうしてだろうね?
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