出会い

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「拾った」 サイキは呆れた顔をした。 「魔王様。毎回、毎回、何か拾ってくるの、やめてください。 しかも、その子供からは光の匂いがします。 もしかしたら、我らの敵、勇者では?」 「勇者?そんな奴、とっくに死んだし、血も断ったと聞いた。 もう、この世にいるわけがないだろ。 とにかく、こいつは怪我が酷い。 すぐに手当てしろ」
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