女勇者は魔王と友達になった~結婚前提でのお付き合い、エッチもします~

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2.エッチな友達Ⅱ 私はグラガスと友達になった。 正確にはエッチな友達だけどね。 そこらへんの事はどうでもいい。 しかし、グラガスを見ていると何かがおかしい。 グラガスに対して特別な感情を抱いている。 私はどうしたというのだ。 それにグラガスには友達としか言ってない。 エッチな友達になってとは言ってない。 正直にお話をしましょう。 「グラガス、大事なお話がある、聞いて欲しい」 「いいぞ、聞いてやる」 「そのね、友達なれと言った事ね、本当はエッチな友達なの、 ごめんなさい」 「ライア、そんな事か、気づいていたぞ」 「えっ? 気づいていたの?」 「そうだ、気づいていた」 「そうだったのね」 「普通の友達ならエッチな事はしないからな」 「そ、そうだよね」 私はグラガスになんて事をしたのでしょう。 きっとグラガスは内心怒っているに決まっている。 「その、グラガスは怒ってないの?」 「なぜ、怒る必要があるのだ、気にしてないぞ」 「あ、ありがとう、グラガス」 どうしよう、心臓がドキドキしている。 やだっ、私はグラガスの事を大好きなのかな。 私は女勇者、相手は魔王。 恋人や結婚ができるわけがない。 きっと思いを打ち明けても実らない。 でも、言わないと意味はない。 どうすればいいのよ、ぜんぜんわからない。 こうなったら思いを言うしかない。 「グラガス、実はね、さっきエッチした時やこうしてお話をしていると 心臓がドキドキしてて止まらないの」 「それにね、グラガスの事を考えると頭の中がグラガスの事しか 考えられない」 「グラガス、大好き、大好きなの、私と結婚前提でお付き合いして」 「ライア、本気なのか?」 「女性にここまで言わせてそういう事を言うの? それに本気よ」 「そうか、なら、俺もその返事をしようじゃないか」 「うん」 グラガスはどんなお返事をしてくれるのでしょうか。 今から楽しみである。 「ライア、お返事だが…………」 すぐに言ってくれないから気になる。 「俺は恋愛をした事がないのと結婚前提でお付き合いするのは 構わない、むしろ嬉しいよ」 「ありがとう、グラガス」 「こちらこそ、ありがとうな」 二人は口付けをしている。 蕩けるような口付けをしている。 この二人なら問題ない。 「ライア……」 「グラガス……」 二人は見つめているとまた二人は口付けをしている。 またしても蕩けるような口付けをしている。 ライアとグラガスは次はどんな事をするのでしょうか。
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