元ロッテ・小川博

刑務所暮らし開始

明治時代から戦前にかけての北海道等では“たこ部屋”と呼ばれる土木工事で働く人達専用の社員寮が有った。

ここは外出が一切許可されなかった。これは刑務所と共通する厳しさである。

作業中において、管理職が平社員に対して(平社員同士なら先輩が後輩に対して)の暴力行為は当たり前のように行われていたので、これを理由とする死亡者もいる。また、食事もあまりおいしく無いものばかり。このため「普通の職場より厳しい」と言っている人も多い。このようなやり方は、現在では法律改正により禁止されている。

ちなみにこの施設は、借金返済が自力では不可能になった人達が借金返済が完了するまで働きながら寝泊まりする施設ではあるが、ほとんどの人達が、月々1万円しか支払われていないため、死ぬまで寝泊まりした人も多い。

小川博受刑者も外出禁止の施設で罪滅ぼし中である。もちろん職場では無く懲役なので、無断外出および無断外泊は「脱獄」または「脱走」と見なされ、1年以下の懲役が追加されるし、またこれらの恐れも有るので如何なる理由でも外出許可および外泊許可は出ない。