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私はお父様の部屋の扉をバンっと開けた。
「お父様!私、決めましたわ!」
「ぶっ!?」
シルヴァーンは飲んでいた紅茶を吹きそうになった。
「な、何を決めたというのだ?」
「私、騎士になりますわ!」
「騎士!?正気か!?」
私がそう言うと父は驚いていた。そりゃ、一人娘がそんな事を言えば驚くよね。
「男装して騎士の試験を受けて参ります。大丈夫。言葉遣いも変えますわ」
私はポンっと手を叩きそう言えば父は頭を抱えた。
「言い出したら聞かないからなぁ⋯。分かった。好きにしなさい」
「ありがとうございます。お父様」
私は父に頭を下げてから自室に戻って行った。
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