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部屋に戻ると私は机に向かい、騎士になる為の勉強を始めたのだった。
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数日後、私は短髪のウィッグを着けて身形を男性の服装に着替えると、立派に何処にでも居る少年のような風貌になった。
声は女だから男の様に低い声になるように努力した。
私の他に赤毛の人が居ると有難いんだけど⋯。
そう思いながら街を歩いて騎士団の入団テストが行われる場所に向かった。勉強はしてきたんだもの。合格目指すわよ。
「ん?入団希望者か?」
「はい、そうです」
私は笑顔でそう答えた。
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