第二章 私、男装します!

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「ふむ⋯身長は160㎝ぐらいか。よし!中に入って剣技の試験を実施するから広場で試験官を待て」 そう言うと受付の方が道を教えてくれたので、(わたくし)は言われた通りに広場に向かい試験官を待った。 待っていると試験官の方がやって来た。 「騎士団に入団希望の者か。では、剣技の試験を行うので構えろ!」 そう言うと(わたくし)は試験官の言った通りに竹刀を構えた。 「では、始め!」 (わたくし)は素早く竹刀を振るった。剣術は幼少の頃より習っていたから得意ですわ。 試験官は見極めながら防いでいた。 「――⋯成程」 試験官は納得したようにニヤッと笑った。そして、軽く居合切りをしてきたので(わたくし)はそれを防いだ。 「そこまで!合格だ。貴殿(きでん)の腕前は確かのようだな」 そう言うと試験官は優しく微笑んで(わたくし)の頭を撫でた。
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