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「ふむ⋯身長は160㎝ぐらいか。よし!中に入って剣技の試験を実施するから広場で試験官を待て」
そう言うと受付の方が道を教えてくれたので、私は言われた通りに広場に向かい試験官を待った。
待っていると試験官の方がやって来た。
「騎士団に入団希望の者か。では、剣技の試験を行うので構えろ!」
そう言うと私は試験官の言った通りに竹刀を構えた。
「では、始め!」
私は素早く竹刀を振るった。剣術は幼少の頃より習っていたから得意ですわ。
試験官は見極めながら防いでいた。
「――⋯成程」
試験官は納得したようにニヤッと笑った。そして、軽く居合切りをしてきたので私はそれを防いだ。
「そこまで!合格だ。貴殿の腕前は確かのようだな」
そう言うと試験官は優しく微笑んで私の頭を撫でた。
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