第二章 私、男装します!

6/14
447人が本棚に入れています
本棚に追加
/204ページ
宿舎の食堂に案内されると其処には騎士団の皆さんが寛いでいた。 「諸君、ちゅーもーく!」 試験官の方が声を掛けると騎士団の団員の皆さんがこちらを一斉に見た。 わぁー⋯。皆さんに凄く見られてる。 「彼は先程入団試験に合格し、この度君達と同じく騎士団に入る事になった⋯⋯えー」 あっ⋯。そういえば名乗ってなかったわね⋯。 「初めまして。ボクはミナトといいます。皆さん、宜しくお願い致します」 (わたくし)は団員の皆さんに自己紹介した。女ってバレないかっとドキドキはするけどさ⋯。 「ミナトか。俺はクリス。クリス・ランフォードだ。この騎士団の団長をしている」 試験官さん、団長さんだったんだ⋯。 だから、いろいろと聞き上手だった訳だわ。
/204ページ

最初のコメントを投稿しよう!