第二章 私、男装します!

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「了解しました。その方の根性を叩き直せって事ですね」 「ああ。俺の親友はヨシュアって名前だ。気を付けてやって欲しい」 騎士団長はそう言うと「さ、此処が食堂だ」と(わたくし)を連れ中に入っていった。 食堂に入ればいきなりクラッカーを鳴らされた。よく見れば(わたくし)の歓迎パーティーを開いてくれたみたいです。 『ミナト!騎士団にようこそ♪』 騎士団の皆が私の元に集まってきた。 「え、え?ボク、歓迎パーティーの事聞いてなかったんだけど⁉」 (わたくし)が驚いているとフォルテとモーゼスが前に出てきて笑顔で言った。 「サプライズパーティーだよ。ほら、さっき部屋に行った時に話したら驚いてくんねぇじゃん♪だから、内緒で準備したんだよ」 まぁ⋯確かにこんなサプライズは見た事ないわね。 驚いたけど⋯。 (わたくし)は髪に付いた紙吹雪を取りながらそう思った。
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