1 スタンダップ

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1 スタンダップ

「『なあおい、あれ見ろよ、すげえ良い女だ』  隣のやつが頷いた。 『本当だ、良い女だ。おっぱいが出ててけつがぷりっとして、たまんねえ』 『女房にしたい?』 『ああ、もちろん』 『じゃあ、女房になってもあんな恰好でいてほしい?』  隣のやつは首を横に振る。 『そんなわけねえだろ、女房にあんな恰好させられねえよ』  そう、つまり、これが矛盾だ。男ってやつは……」
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