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もう少しで箱に手が届きそうで、踏ん張り 箱の取手を掴んで、前に向き直ろうとした時、信号が代わり 発進と同時に反動で後ろへ倒れそうになる。
「 わっ… 」
「 っと!危ねっ 」
とっさに左腕で私の背中を支える湊斗。
「 舞弥、大丈夫か?」
「 はい、大丈夫… ビックリしただけ。ありがとう 」
「 ごめん、動くの言えば良かったな、悪い。」
優しいなぁ 支えてくれたし、こういうの嬉しいなぁ
さりげなく、当たり前な行動が普通で、気取っていない湊斗が嬉しかった。
「 あ、着いたわ。」
え? CDは終わり…
もっと一緒にドライブしたかった。
「 回転寿司? 」
和食に行くと言っていた湊斗の案内先が回転寿司で、面食らってしまった私は 笑いたいとこを グッとこらえた。
まぁ、和食だもんね。
うん、想像と違うけど…いっか。
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