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耳を疑いたくはないが、聞きたい。
「 私の事からかってる?」
「 なんで?んな事するかよ。 お前、周じゃなくて俺が誘ったらって聞いた時どんな顔してたかわかんねぇだろ? あの顔じゃ嫌でもバレるし、ある程度伝わるだろ、俺が好きだって 」
うっ… そこまで?
私の顔め、素直に表さなくてもいいのに、恥ずかしい!
「 あれ、でも待って。私の気持ちわかってて彼女になれって… なんか、腑に落ちないんだけど? お互い初めて話したの今日だし、なのになんで… 」
「 お前と… 舞弥と同じだから、俺も。周には取られたくない 」
それを聞いて、同じだと言われて体ごと真っ赤になった顔を上げた時、湊斗がテーブルの上に手を差し出してきた。
「 舞弥、俺と恋人になろうぜ。…返事は?」
私は、湊斗の手に自分の手を重ねて返事をした。
「 はい 」
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