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夕方になり、巳來が出勤して私は休憩に入りフードコートへと行く。
湊斗に志音と巳來の通う大学へ行くことを話した方がいいと考えていると後ろから呼ばれた。
「 舞弥 どこ行くんだ 」
「 お兄ちゃん!」
ビックリしたぁ…
私が休憩しに行くと言うと周も一緒になりフードコートへと来た。
私に座って待つよう言うと 飲み物を買ってきてくれる。
「 これ、キウイ? 」
「 うまい?」
「 おいしいっ ありがと!あ、あのね ちょっと話があるの… 」
私は志音と巳來の話をし、美月からもお願いされた事をきっちり話した。
「 いんじゃないか?目的がそれなのは学生の志音にとっては必要なんだろうし、助けてやればいい。
湊斗も同じこと言うだろうしな、話しといてやるよ。
まぁ、ぶつぶつヤキモチは妬くだろうけど志音がいるならな 」
志音くん、信頼されてるなぁ
「 うん、お願いね。」
「 舞弥、俺も湊斗も美月も今日明日は講習会があるから… 」
「 大丈夫!子供じゃないんだから 心配しないで 」
そう言うと周が優しく微笑む。
飲み終えて二人で歩きながらフードコートを出ると、周が手を繋いできた。
あれ? 珍しいな、手繋ぐの。
周の顔を見ると 周も私を見てにこりと笑う。
「 舞弥、あんまり大人になるなよ 」
「 え~ もう 大人だもん 」
「 なんでも可愛いけどな 」
また… すぐ、甘いこと言うんだから。
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