思い切なく

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翌朝、私は5時前に起きた。 眠いのをこらえて上着を羽織りコンビニに行く。 レモンとハチミツをカゴに入れ、グレープフルーツジュースも買って自宅に戻ると すぐにキッチンへ立った。 疲れが取れるようにと願いながらグレープフルーツジュースにレモンとハチミツをミキサーにかけて水筒に入れる。 まだ、時間は早い。 準備まで ぼうっとしていると いつの間にか眠ってしまっていた。 普段起きる時間を過ぎて目覚めた私は 慌てて出勤準備をして、家を出た。 ギリギリの時間で走りっぱなしだった私は早起きしたのもあり、店に入ると 目眩がしてフラつく。 「 ちょっ、舞弥っ!」 「 お兄ちゃ… ごめん、走りすぎた 」 心配かけちゃう… 「 大丈夫か?」 「 うん、大丈夫。あのね、ジュース作ったの。湊斗くんと美月にもあげて?」 「 舞弥、お前… は~ 今日は志音の大学行くだろ、帰りは うちに来い。兄貴命令だからな 」 あ… やっぱり? 言うと思った… 「 わかった、行くね 」 「 遅くなるかもしれんが、早かったら迎えに行く、いいな?湊斗にも言っとく 」 はぁ… なんか、忙しいな… 今日は志音と巳來が1時から出勤。 私は忙しくそれまで過ごす。
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