思い切なく

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「 …弥、舞弥っ」 後ろから腕を引かれ見ると湊斗だった。 「 湊斗くん… お疲れさま!」 会いたかった、やっと会えた…… でも、疲れ見せちゃダメ! 湊斗くんまで心配させたくないっ 「 抱きしめてやる、来いよ 舞弥 」 湊斗くん… 泣いちゃうよ。 湊斗の腕に素直に抱きしめてもらうと とても落ち着いた。 ホッとした。 嬉しくて、恋しくて… 私は湊斗に癒された気がする。 「 今日は周ん家に泊まりだろ、俺もその方が安心だ。志音たちの会が終わったら まっすぐ送ってもらえよ 」 「 うん… 休みになったら 泊まりに行ってもいい? 」 「 いいよ 」 顔を湊斗に向けて上げると 優しく甘い、溶けてしまいたくなるほど絡み合う互いの唇。 離したくない… 離さないで…… 私は 一度離れた唇を さらに求め重ねた。 湊斗と一緒に店に戻り外へ出ると 周と美月が待っていて、私はそこで分かれ志音と巳來が待つ駐車場へと向かった。 「 舞弥ちゃん 大丈夫?」 「 大丈夫だよ、大学初めてだから緊張するけどね 」 車の揺れが眠けを誘う。 ヤバい、睡眠不足だから寝ちゃいそう…
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