思い切なく

22/31
前へ
/811ページ
次へ
志音と一緒に初めての大学、しかも夜に来ていた。 夜のせいか雰囲気がつかめない。 食堂のある方へと移動すると、食べ物と飲み物が室内に用意されている。 なにかをするのではなく、あくまで食事会らしい。 もっと華やかなの想像してたな… でも、夜だもんね。 「 舞弥ちゃん 」 「 巳來くん、ごめんね、寝ちゃってた 」 「 いいよ。それより、食べようよ!腹減ったわ~ 」 巳來が食べようと私は志音と一緒についていき 取り分けてもらい食べながら 話していると 綾を見つけた。 あそこにいるの 綾さん? 私は巳來を見て 大丈夫なのかと気になった。 「 志音くん、綾さんもいるんだね 」 「 みたいだね。綾、最近 新しい彼氏ができてさ、そいつと来たみたい 」 そっか… 別れても大学が一緒だと会っちゃうよね… 私は喉が渇きもらいにいくと、綾が近づいてきた。 「 来てたんだね。舞弥さん 」 「 綾さん… 私は 志音くんと巳來くんに頼まれて来たの 」 「 ふぅん、つまんないでしょ?夜だし、ただの食事会だもん 」 そう言って私を見る綾が 彼氏が出来たとの話をする。
/811ページ

最初のコメントを投稿しよう!

388人が本棚に入れています
本棚に追加